僕と仮面ライダー その1 仮面ライダーの居ない地で

お久しぶりです。アルクと申します。今回から「僕と仮面ライダー」と題してブログを連載していきたいと思います。というのも、僕が仮面ライダーという作品に出会うまでの事や出会ってからの感じた事を伝えたいなというごく簡単な気持ちからです。拙い文章ですがお付き合い下さい。


初めに僕は生まれて十数年『仮面ライダー』という作品を見たことありませんでした。

「1回ぐらいは見たことあるだろ」と思う方もいるかもしれませんが、その事について簡単ではありますが、僕の過去を交えてお話していきたいと思います。

今回は初めて出会った仮面ライダーについてです。


第1話 「居なかったヒーロー」


僕はその時小学校低学年ぐらいだっただろうか。その時放送されていた『大怪獣バトル』に夢中でよくグッズや本を欲しがっていた。

そんな中、父は僕に雑誌を買ってきてくれた。「てれびくん」か「テレビマガジン」、どちらかは忘れたけど読んでいたことは覚えている。『大怪獣バトル』のページを読み終えた僕はペラペラとページを捲る。スーパー戦隊の記事もあったし、楽しみにしていた。

すると、あるページへと辿り着いた。僕の見たこともないキャラクターがそこには居た。


スーパー戦隊』でもない、『ウルトラマン』でもない。僕にとっては全く新しいキャラクターだった。そのキャラクターがモチーフとしていたのはヴァンパイア、いわゆる吸血鬼だったのだが当時の僕にはコウモリの姿をしたモノだとしか思えなかった。次のページを開くとそこには城を背負った巨大な竜がいた。そして、カッコよくポーズを決めるコウモリのキャラクター。


こんなヒーローがいるのか。僕にはそれが衝撃的だった。見てみたいなと僕は思った。

新聞で唯一読んでいたテレビ欄を見る。必死にそのヒーローの名前を探した。だが何度見ても彼の名前は見つからなかった。



ヒーロー『仮面ライダーキバ』は僕の住んでいるところにはいなかった。